吉田実縫マティルダ

YOSHIDA Minu Mathilda

愚かさ、賢さ、愛すこと —ニットによる表現研究—
Stupidity,Wisdom,Tolerance

インスタレーション|ニット(棒針編み)、プロジェクター、木材、ほか
サイズ可変[ニットへの映像投影による]

作者より

ニットを編むという事は、時間に拘束され、ノスタルジーに浸る事である。ニットを編んでいき、トランス的な状況下で見つけた私の真実を、ニットに映像を投影する事でニットのノスタルジーを破壊し、表現する。愚かで、賢い私たちを想った作品。

吉田実縫マティルダ

担当教員より

作者自身の手で時間をかけて編み込まれたニットは、美しく繊細なオブジェであり、映像を映すスクリーンでもある。ニットそのものをメディアとして捉え、物質とイメージが融け合った幻想的で高尚な空間は鑑賞者を引き込む。「愚かさ」「賢さ」相対するが表裏一体でもあるという作者の哲学を、ニットという素材に構造的、思想的な類似性を見出し、素材研究を重ね、映像インスタレーションとして巧みに表現している点を高く評価した。

デザイン情報学科専任講師 大石啓明