パーソナルスペースpersonal-space紙、リトグラフPaper, lithographH900 × W1200mm × 4点、H941 × W694mm × 3点
たくさんのコンテンツに恵まれた環境で生活できていて、幸せだと思う。 それでも時折、何もかもが離れたところにあるような気がして、虚しくて、私という個体との間に絶対的な距離感を覚える。 見ていながら見失ってしまうことを認知したくて、そのために必要なものを探しにいき、画面を構成した。 芦川瑞季
自分の居場所を見つけるというテーマをもって外の世界を取材し、フォトショップでの編集を経て創り出された私的イメージを、敢えて手描きリトグラフによって描き起こす。 仮想と現実の往還で辿り着いた自分の居場所として認めることのできる独自な世界は、多くの情報に囲まれて確かな現実を実感できない現代を生きる人たちの感覚をよく表わしている。 この作品には、白黒の印刷ゆえの直截な訴求力と相まって、絵としての鮮烈なリアリティがある。 油絵学科教授 遠藤竜太
作者より
たくさんのコンテンツに恵まれた環境で生活できていて、幸せだと思う。
それでも時折、何もかもが離れたところにあるような気がして、虚しくて、私という個体との間に絶対的な距離感を覚える。
見ていながら見失ってしまうことを認知したくて、そのために必要なものを探しにいき、画面を構成した。
芦川瑞季
担当教員より
自分の居場所を見つけるというテーマをもって外の世界を取材し、フォトショップでの編集を経て創り出された私的イメージを、敢えて手描きリトグラフによって描き起こす。
仮想と現実の往還で辿り着いた自分の居場所として認めることのできる独自な世界は、多くの情報に囲まれて確かな現実を実感できない現代を生きる人たちの感覚をよく表わしている。
この作品には、白黒の印刷ゆえの直截な訴求力と相まって、絵としての鮮烈なリアリティがある。
油絵学科教授 遠藤竜太