拡散―SNS 上での視線移動の可視化―Go viral -Visualization of eye movement on SNS-インスタレーション|マイコンボード、樹脂粘土、UVレジン、MDF、3DプリントH1820 × W2730mm
現実世界とインターネット世界との違いの1つは“視線を感じるか/感じないか”にあると考える。現実世界では相手の視線を感じることができるが、SNS上では不特定多数のユーザーに見られていたとしても視線を感じることはできない。真偽に関わらず情報が拡散されていく環境や注目の集まり方など、SNS上での視線の移り変わりを現実世界に可視化することで面白い作品が作れるのではと考え、今回の研究に結びついた。この作品を通して、SNS上で起こる視線移動の異常さを体験してもらいたい。 大森星楽
この作品は、双方向的なインターネットコミュニケーションにおける潜在的な他者の視線を、モーター制御により個別に動く眼球の集合体として具現化している。様々な方向を向いていた眼球が一斉に鑑賞者に注目し、目を見開く瞬間には、普段は感じられない視線が顕在化されたときの怖さや不気味さを体感することができる。ソフトウェア、ハードウェアを駆使し、現代のコミュニケーション様式の特質を鋭く表現しており、特に優れた点として評価した。 デザイン情報学科准教授 大石啓明
作者より
現実世界とインターネット世界との違いの1つは“視線を感じるか/感じないか”にあると考える。現実世界では相手の視線を感じることができるが、SNS上では不特定多数のユーザーに見られていたとしても視線を感じることはできない。真偽に関わらず情報が拡散されていく環境や注目の集まり方など、SNS上での視線の移り変わりを現実世界に可視化することで面白い作品が作れるのではと考え、今回の研究に結びついた。この作品を通して、SNS上で起こる視線移動の異常さを体験してもらいたい。
大森星楽
担当教員より
この作品は、双方向的なインターネットコミュニケーションにおける潜在的な他者の視線を、モーター制御により個別に動く眼球の集合体として具現化している。様々な方向を向いていた眼球が一斉に鑑賞者に注目し、目を見開く瞬間には、普段は感じられない視線が顕在化されたときの怖さや不気味さを体感することができる。ソフトウェア、ハードウェアを駆使し、現代のコミュニケーション様式の特質を鋭く表現しており、特に優れた点として評価した。
デザイン情報学科准教授 大石啓明