家house雲肌麻紙、岩絵具、水干、墨、パステル、木炭Kumohada mashi hemp paper, mineral pigments, dyed mud pigments, ink, pastel, charcoalH1800 × W4500mm
片付けをするのが苦痛なので、きれいな家はどんなに暮らしやすいだろうと思うことがあります。 川口瑠菜
この作品は題名に「家」とあるように、作者の自宅の居間の一部がトリミングされた光景である。素早く即興的なドローイングのうねる線の表現と、身近な人物の日常を丹念な観察による生きた描写。さらに、廻りの生活感のあるモノクローム調の厚く密な部分から透明感のある色彩で薄く塗り重ね、その奥にある、何も描かず手つかずの解放された光の清澄な空間へと導く構成力。絵を通して伝わってくるのは作者の人間性だとよく言われるが、ここには作者の等身大の絵づくりを抑えた素直な日常の視線が画面に満ちている。 日本画学科教授 西田俊英
作者より
片付けをするのが苦痛なので、きれいな家はどんなに暮らしやすいだろうと思うことがあります。
川口瑠菜
担当教員より
この作品は題名に「家」とあるように、作者の自宅の居間の一部がトリミングされた光景である。素早く即興的なドローイングのうねる線の表現と、身近な人物の日常を丹念な観察による生きた描写。さらに、廻りの生活感のあるモノクローム調の厚く密な部分から透明感のある色彩で薄く塗り重ね、その奥にある、何も描かず手つかずの解放された光の清澄な空間へと導く構成力。絵を通して伝わってくるのは作者の人間性だとよく言われるが、ここには作者の等身大の絵づくりを抑えた素直な日常の視線が画面に満ちている。
日本画学科教授 西田俊英