jelly spaceインスタレーション|ゼラチン、水飴、水H1600 × W2000 × D2000mm、H320 × W905 × D905mm、H50 × W1810 × D1810mmパネル|H457 × W1020mm
私は柔らかい光の反射する空間や、墨の滲みなどの作品の制作を通して、揺らぎのある空間やものに魅力を感じてきました。 さらに、子どもの頃、ゼリーの家で生活してみたいという夢がありました。 これらの思いが重なり、ゼリーで揺らぎのある空間を作れるのではないか?という興味から今回の制作に至りました。 建築はそこに立ち続けるもので動かない固定されたイメージがありますが、人間も自然のように日々刻々と変化しているので、そんな人々に寄り添う建築も揺らぎや変化があるものの方が豊かなものになるのではないか。 建築とゼリーという相反するものを成立させる為、配合や濃度の違いによる強度の実験を繰り返し、構造や工法を決定していきました。 田代綾乃
ゼリーで建築・空間をつくる挑戦。子供の頃に憧れたお菓子の家と、揺らぎある空間への関心を具体化するべく、試作を繰り返してゼリーの性状を把握、作品の形と施工計画を固めた。壁、椅子、床、3つのオブジェのうち最大のものは直径2000mm高さ1600mmの円筒で、小さな開口から中を覗ける。 実現するかが最後まで分からなかったが、勇気と粘りが見事に着地。未知なる触感をもち柔らかく光を通す作品が五感に働きかけてくる。 建築学科教授 高橋晶子
作者より
私は柔らかい光の反射する空間や、墨の滲みなどの作品の制作を通して、揺らぎのある空間やものに魅力を感じてきました。
さらに、子どもの頃、ゼリーの家で生活してみたいという夢がありました。
これらの思いが重なり、ゼリーで揺らぎのある空間を作れるのではないか?という興味から今回の制作に至りました。
建築はそこに立ち続けるもので動かない固定されたイメージがありますが、人間も自然のように日々刻々と変化しているので、そんな人々に寄り添う建築も揺らぎや変化があるものの方が豊かなものになるのではないか。
建築とゼリーという相反するものを成立させる為、配合や濃度の違いによる強度の実験を繰り返し、構造や工法を決定していきました。
田代綾乃
担当教員より
ゼリーで建築・空間をつくる挑戦。子供の頃に憧れたお菓子の家と、揺らぎある空間への関心を具体化するべく、試作を繰り返してゼリーの性状を把握、作品の形と施工計画を固めた。壁、椅子、床、3つのオブジェのうち最大のものは直径2000mm高さ1600mmの円筒で、小さな開口から中を覗ける。
実現するかが最後まで分からなかったが、勇気と粘りが見事に着地。未知なる触感をもち柔らかく光を通す作品が五感に働きかけてくる。
建築学科教授 高橋晶子