フガンパーク(ホーム・オブ・ザ・ドュードルズ)FUGAN PARK(home of the doodles)
紙、シルクスクリーンH2240 × W3140 × D50mm
私はボールパークが大好きだ。 晴れ渡った青空、美しい芝の緑、遠くに見える景色、ユニークな球場の建物、思い思いに声援を送る観客、そしてその中で選手の魅せるプレーの数々。それらが一体となった景色には胸が熱くなり、気持ちを昂らせられる。 この絵は私の想像する夢のボールパークをテーマに制作した。見る人がまるで観客の一部になった気分で、このゲームを楽しんでもらえたら嬉しい。 藤樫武蔵
「フガンパーク」は幅3m、版を210版使用したシルクスクリーンによる大作である。藤樫はメジャーリーグファンであり、作品では大勢の観客が各々楽しみながら野球を観戦しているが、その場の臨場感を体感してもらう為にもこのサイズ感が必要だったのだろう。球場の背景に大きな橋があるが、藤樫の地元の公園を掛け合わせた画面構成で、スコアも実際に行われた試合を元にしている。見所が随所に隠れているので是非近づいて作品の細部を鑑賞される事をお勧めする。藤樫の普段の制作スタイルは人物などの何気ない仕草からイメージが一人歩きしていく。この「フガンパーク」も人物一人一人にドラマがあり、この細部から徐々にイメージが広がる制作方法と、版画の構築するプロセスがマッチした清々しい作品となっている。人々を楽しませるというエンターテイメント性、ファインアートとしての画面の強度のどちらも兼ね備えた正にグラフィックアーツを体現する作品である。 油絵学科教授 元田久治
作者より
私はボールパークが大好きだ。
晴れ渡った青空、美しい芝の緑、遠くに見える景色、ユニークな球場の建物、思い思いに声援を送る観客、そしてその中で選手の魅せるプレーの数々。それらが一体となった景色には胸が熱くなり、気持ちを昂らせられる。
この絵は私の想像する夢のボールパークをテーマに制作した。見る人がまるで観客の一部になった気分で、このゲームを楽しんでもらえたら嬉しい。
藤樫武蔵
担当教員より
「フガンパーク」は幅3m、版を210版使用したシルクスクリーンによる大作である。藤樫はメジャーリーグファンであり、作品では大勢の観客が各々楽しみながら野球を観戦しているが、その場の臨場感を体感してもらう為にもこのサイズ感が必要だったのだろう。球場の背景に大きな橋があるが、藤樫の地元の公園を掛け合わせた画面構成で、スコアも実際に行われた試合を元にしている。見所が随所に隠れているので是非近づいて作品の細部を鑑賞される事をお勧めする。藤樫の普段の制作スタイルは人物などの何気ない仕草からイメージが一人歩きしていく。この「フガンパーク」も人物一人一人にドラマがあり、この細部から徐々にイメージが広がる制作方法と、版画の構築するプロセスがマッチした清々しい作品となっている。人々を楽しませるというエンターテイメント性、ファインアートとしての画面の強度のどちらも兼ね備えた正にグラフィックアーツを体現する作品である。
油絵学科教授 元田久治