兵頭実憂

Hyodo Miyu

DEAD END

写真|インクジェットプリント
Photo|Ink jet print
H1030 × W1456mm H544 × W841mm ×6点 H420 × W594mm ×4点 H210 × W297mm ×11点

作者より

明るい行き止まり

兵頭実憂

担当教員より

東京の中心部と周縁部の狭間に位置する中途半端な郊外の街への愛着と憎悪が、作者独自の繊細かつ大胆なフレーミングによって、的確に表現されている。奇をてらうことなく、穏やかに収められた街並みは、その平凡な明るさの中にDEAD ENDとしての危うさや儚さを内包していることを我々に教えてくれる。
主観と客観が溶融するかのようなドローン的眼差しの果てにあるものは、我々自身の姿であり、今という時代の風景である。

映像学科教授 小林のりお