汀によせてDraw up to the waterside模型|木材、スチレンボード、アクリルModel|Wood, styrene board, acrylic boardH1150 × W500 × D2700mm
広島駅から路面電車で約2、30分で行くことができる、街にとっては身近な広島港。 ここは、周辺の島々から市街地へ通勤・通学で利用され、市民にとっては欠く事ができない生活港としての機能も担っている。いわば、海から広島、広島から海への港の玄関口である。しかし、現状は場所から場所への通過点にすぎず、広島の市民にとって海辺、港に対する関心はいまひとつ希薄な印象がある。そこで、立ちどまり滞在したくなるような魅力的な港を計画しようと考えた。 佐々井歩
「汀によせて」は、広島の海の玄関である広島港を魅力的な場とするため、美術館機能を加えた新たなフェリーターミナルの提案である。180mのフェリー乗場の埠頭を敷地とし、海、空への風景を多様に切り取るようにシーンの繋がりや見え方を丁寧にスタディした作品である。この建築は、動線に伴う空間のシークエンスを構成すると同時に、外観の複雑な形態と空間の繋がりを、ひとつの建築として見事に統合した秀作である。 建築学科教授 布施茂
作者より
広島駅から路面電車で約2、30分で行くことができる、街にとっては身近な広島港。
ここは、周辺の島々から市街地へ通勤・通学で利用され、市民にとっては欠く事ができない生活港としての機能も担っている。いわば、海から広島、広島から海への港の玄関口である。しかし、現状は場所から場所への通過点にすぎず、広島の市民にとって海辺、港に対する関心はいまひとつ希薄な印象がある。そこで、立ちどまり滞在したくなるような魅力的な港を計画しようと考えた。
佐々井歩
担当教員より
「汀によせて」は、広島の海の玄関である広島港を魅力的な場とするため、美術館機能を加えた新たなフェリーターミナルの提案である。180mのフェリー乗場の埠頭を敷地とし、海、空への風景を多様に切り取るようにシーンの繋がりや見え方を丁寧にスタディした作品である。この建築は、動線に伴う空間のシークエンスを構成すると同時に、外観の複雑な形態と空間の繋がりを、ひとつの建築として見事に統合した秀作である。
建築学科教授 布施茂