ブレを生むTo feel like something is wrong紙、スタイロフォーム、ほかPaper, styrofoam, otherH650 × W1220 × D2000mm H300 × W400 × D1220mm
日常の中でいつもと異なる感覚を持つことがある。 何かに集中する時、特に何もなく考え込む時、ふとした時の景色や窓の光、それらを取り込む空間に感動したりする。 逆に旅行などいつもと異なる時間を過ごす時、日常的な要素を見つけた時少し緊張がほぐれる。 非日常は日常の側面を持ち合わせ、双方の関係は連動していく。 周囲の捉え方、認識の仕方が変化していく。 日常的であり非日常的でもある移り変わりを設計の中に表現することはできないだろうか。 矢舖礼子
「ブレを生む」は、山梨県清里に位置する滝見の丘にギャラリーと工房を併設したアーティストレジデンスの提案である。住民と観光者、アーティストの領域が絡み合いながら谷の地形を蛇行する動線によって立体的な空間の関係性を派生させている。図面と模型の丹念なスタディによって、複雑な形態と空間の繋がりをひとつの建築として統合している。地形の高低差に呼応するシークエンスは見事であり、造形的なセンスを感じさせる作品である。 建築学科教授 布施茂
作者より
日常の中でいつもと異なる感覚を持つことがある。
何かに集中する時、特に何もなく考え込む時、ふとした時の景色や窓の光、それらを取り込む空間に感動したりする。
逆に旅行などいつもと異なる時間を過ごす時、日常的な要素を見つけた時少し緊張がほぐれる。
非日常は日常の側面を持ち合わせ、双方の関係は連動していく。
周囲の捉え方、認識の仕方が変化していく。
日常的であり非日常的でもある移り変わりを設計の中に表現することはできないだろうか。
矢舖礼子
担当教員より
「ブレを生む」は、山梨県清里に位置する滝見の丘にギャラリーと工房を併設したアーティストレジデンスの提案である。住民と観光者、アーティストの領域が絡み合いながら谷の地形を蛇行する動線によって立体的な空間の関係性を派生させている。図面と模型の丹念なスタディによって、複雑な形態と空間の繋がりをひとつの建築として統合している。地形の高低差に呼応するシークエンスは見事であり、造形的なセンスを感じさせる作品である。
建築学科教授 布施茂