やきもの探訪 もの・人・産地に出会う
Journey for Pottery Meeting people, potteries, producing areas
紙、土、防炎クロス
Paper, clay, fire-proofed cloth
H2280 × W5100 × D700mm
書籍、小冊子|H210 × W148mm ×4点
陶器|H33 × W203 × D203mm、H44 × W200 × D200mm ×2点、H100 × W95 × D95mm、H25 × W203 × D203mm、H110 × W70 × D70mm、H65 × W120 × D120mm
バナー|H1980 × W700mm、H2180 × W700mm ×4点、H1380 × W700mm
作者より
大学3年生の夏休みに地元長崎の波佐見町というやきものの産地を訪れた。初めてやきものの産地を訪れた私にとって、その光景はとても新鮮で、そこで購入したやきものを使い始めてから自炊を積極的に行うようになり、食生活やものの選び方が変化した。本研究では、興味対象である「やきもの」を求めて、会津本郷、益子、常滑、信楽の四地方四産地に出向き、その場でやきものを蒐集した。蒐集したやきものの背景を深掘りするために、作り手の方にインタビューを行った。
西尾なを
担当教員より
「目利き」とは、もののよしあしを見分けるという意味だが、この研究は、まさに自分の目を信じることから始まる。「やきもの」の産地に足を運び、そこで選んだ「やきもの」と、その作者との対話がまとめられた4つのインタビュー冊子では、モノの背景が生き生きと語られる。またそれらを日記形式にまとめた冊子では、西尾さんの「モノをみる目」が疑似体験できる。そして展示全体を俯瞰すると、自分の目が少し豊かになっていることに気づくのである。
芸術文化学科教授 米徳信一