服部芽久

HATTORI Megu

岡上フィールドキャンパス
Okagami Field Campus

プレゼンテーション|スチレンペーパー、モデリングペースト、ジェッソ、マチエール、アクリル絵具、バルサ板、スタイロフォーム
模型|H500 × W2000 × D1200mm、 H200 × W800 × D700mm
パネル(全体)|H1800 × W3800mm

作者より

かつての宅地化の影響により、都市の中には里山や田畑といった歴史や文化を内包した残された緑が点在している。
本計画では、神奈川県川崎市麻生区を対象に「岡上フィールドキャンパス」を提案する。
都市の中に残る原風景を、地域の人々や周辺の学生が共に管理・運営する自然のキャンパスとして再生する。
手入れをしながら学ぶという循環を通して自然との関係を持続させ、将来的には周辺の緑へと広がるネットワークを目指す。「残された緑」ではなく、新しい里山として人の生活に関わり続ける場。それが「岡上フィールドキャンパス」だ。

服部芽久

担当教員より

本作品は自身の出身地をベースにしつつ、そのスコープは大きく大都市圏近郊における一つのモデルとなることを目指している。拡大を続けた都市圏にわずかに残った近郊緑地の重要性に着目し、今後縮小する人口問題を抱えながらの未来にいかにその存在を残していけるのか、その視点が基盤となっている。残余空間ではなく、地域にとって真に価値ある空間として維持利用していく試みが、ランドスケープデザインとして昇華された作品である。

建築学科教授 長谷川浩己