市森天颯(HAYATE ICHIMORI)

Ichimori Hayate

POTTERY

ファッションショー|メルトン
Fashion show|Melton
8点

作者より

コンセプト
花にとって花瓶が容器であるように、人にとって服は容器である。

説明
今回は石膏や粘土のように、削られて形ができていく彫刻的なプロセスに注目した。
箱型から削られて、人の形へと近づいていくその過程をショーの演出として表現することでケープからコート、ジャンプスーツなど様々なアイテムを展開した。
一つ一つの服の提案というよりは、削られてできていく形が人を包むときのシルエットを魅せたかった。

市森天颯(HAYATE ICHIMORI)

担当教員より

大胆且つ繊細、硬質且つナイーブ、シンプル且つ緻密、作者の衣服づくりに向かう姿勢は常にそんな印象を持ち興味深い。また、ファッションを単なる身体装飾や一過性の捉えどころのない領域とは捉えず、常に彼独自の視点から模索し切り込んでいく姿勢も心地よい。今回の作品は、まさにその結晶といえる。

空間演出デザイン学科教授 天野勝