森閑と生長すTo growth and the deafening silenceインスタレーション|結晶、金網Installation art|Crystal, wire meshH2800 × W4800 × D6800mm
盆栽から植物の生命力に気付き、それらの持つ時間に興味を持ちました。苔という植物は長い年月を表す言葉としても知られている通り、とてもゆっくりと生長します。その時間は結晶が育つ時間と似ていると感じます。そして、その時間はとても静かだとわかり、タイトルの森閑という言葉に繫がっていきました。 小嶋沙弥華
小嶋は1年以上、植物と向かい合ってきた。課題や制作に合う植物を選び観察するなかで、盆栽や苔の有り様を模倣し分解して、自分らしい表現を探求し続けているうちに、苔と結晶に近いものを感じる。その後は独自方法で結晶を育て、頭の中で思い描く操作した成長の姿を、教室という無表情な盆の上に、じわじわと生かし育てた。準備時間と成長を待ち見守る時間と、どちらも辛抱と緊張と静謐な時間であったと感じさせる。 空間演出デザイン学科教授 五十嵐久枝
作者より
盆栽から植物の生命力に気付き、それらの持つ時間に興味を持ちました。苔という植物は長い年月を表す言葉としても知られている通り、とてもゆっくりと生長します。その時間は結晶が育つ時間と似ていると感じます。そして、その時間はとても静かだとわかり、タイトルの森閑という言葉に繫がっていきました。
小嶋沙弥華
担当教員より
小嶋は1年以上、植物と向かい合ってきた。課題や制作に合う植物を選び観察するなかで、盆栽や苔の有り様を模倣し分解して、自分らしい表現を探求し続けているうちに、苔と結晶に近いものを感じる。その後は独自方法で結晶を育て、頭の中で思い描く操作した成長の姿を、教室という無表情な盆の上に、じわじわと生かし育てた。準備時間と成長を待ち見守る時間と、どちらも辛抱と緊張と静謐な時間であったと感じさせる。
空間演出デザイン学科教授 五十嵐久枝