紋Mon板ガラス|フュージング、スランピングPlate glass|Welding, slumpH60 × W620 × D440mm
ガラスに浮かび上がる模様 紋 それは波紋のように 心の中にじわじわと広がってゆく ガラスの本来持つ色、輝き それらを活かしたテクスチャーを生み出したい そんな気持ちから始まった 田代かなえ
作品の色がうすい緑に見えるのは、普段は窓ガラスとして使用されている板ガラスを素材としているからである。板ガラスを細かく粒状に砕き、粒度を大中小と分けて、細かい方から型の中に詰め、電気炉の中で温度を徐々に上げていく。ガラスが完全に溶けてしまう前の温度を何度となく実験を繰り返して、ガラスが粒の状態でくっつく温度帯を突き止めていく。 この様にして、エッジのきいた波紋様は生み出され、作者が求めた「キラキラ感」は光の乱反射の効果を最大限に捉えて表現されている。 工芸工業デザイン学科教授 大村俊二
作者より
ガラスに浮かび上がる模様
紋
それは波紋のように
心の中にじわじわと広がってゆく
ガラスの本来持つ色、輝き
それらを活かしたテクスチャーを生み出したい
そんな気持ちから始まった
田代かなえ
担当教員より
作品の色がうすい緑に見えるのは、普段は窓ガラスとして使用されている板ガラスを素材としているからである。板ガラスを細かく粒状に砕き、粒度を大中小と分けて、細かい方から型の中に詰め、電気炉の中で温度を徐々に上げていく。ガラスが完全に溶けてしまう前の温度を何度となく実験を繰り返して、ガラスが粒の状態でくっつく温度帯を突き止めていく。
この様にして、エッジのきいた波紋様は生み出され、作者が求めた「キラキラ感」は光の乱反射の効果を最大限に捉えて表現されている。
工芸工業デザイン学科教授 大村俊二