美しさって、、、Beauty is…綿、季節の花|叩き染めCotton, seasonal flower|Hit-DyeH110 × W9760 × D1220mm
美しさって何だ。 日々の制作には犠牲がつきまとう。 美しいものを創るため、美しい命を頂いてきた。 それでも、やめることはない。 毎日花を摘み取っては布に叩き写し、制作を続けた。 毎日、美をまのあたりにしながら、過ごした。 美しいを創りたい。これからも。 向井詩織
布の上に、花の色素を叩き写し取る原始的な手法で、美しさとは何かを問いかける作品。美しく咲き誇る花を取る行為は、残酷にも思います。美しさの裏には、犠牲があり残酷なのかもしれません。叩いた時は、本物の花びらがそこにあるかのように、鮮明な色で写し出されます。しかし時間の経過とともに色は、褪せて行きます。あえて媒染せず、自然に委ねました。タイトル「美しさって、、、」を、一見、誰にでも出来そうな行為だけで制作されているからこそ、こんなに美しいのかと、驚かされる力作です。 工芸工業デザイン学科准教授 鈴木純子
作者より
美しさって何だ。
日々の制作には犠牲がつきまとう。
美しいものを創るため、美しい命を頂いてきた。
それでも、やめることはない。
毎日花を摘み取っては布に叩き写し、制作を続けた。
毎日、美をまのあたりにしながら、過ごした。
美しいを創りたい。これからも。
向井詩織
担当教員より
布の上に、花の色素を叩き写し取る原始的な手法で、美しさとは何かを問いかける作品。美しく咲き誇る花を取る行為は、残酷にも思います。美しさの裏には、犠牲があり残酷なのかもしれません。叩いた時は、本物の花びらがそこにあるかのように、鮮明な色で写し出されます。しかし時間の経過とともに色は、褪せて行きます。あえて媒染せず、自然に委ねました。タイトル「美しさって、、、」を、一見、誰にでも出来そうな行為だけで制作されているからこそ、こんなに美しいのかと、驚かされる力作です。
工芸工業デザイン学科准教授 鈴木純子