ナンゾヤNanzoyaアニメーション|手書きアニメーションAnimation | Hand-drawn animation | 5min 6sec5分6秒
日々何かを選択して行動を起こす。しかし時々、頭が目の前の状況を理解するより先に、心と体が何かに吸い込まれていく感覚がある。そして姿や形を変えて、知らない場所にたどり着く。これからもきっとこの一連の流れを繰り返す。どこに向かっているのかわからないのに、何故かずっと気分は良い。わたしをこの場所から引き寄せるあの圧倒的な力は何。 田中いずみ
田中いずみの作品は抽象性が高く言語化が困難だ。かといって観客を選ぶような難解さはなく、その作風は良質のサービス精神に溢れ芳醇なエンターテインメント作品として至福の映像的快楽に満ち溢れている。それを達成し得るのは極めて感覚的に溢れ出たイメージ群を緻密に練り上げる強固な構築性にあった。作者は決して自身の「天然」に甘えていない。 本作に「ナンゾヤ」という題名をつけたところに冷静な自己分析と作家性を見出せるだろう。 映像学科教授 黒坂圭太
作者より
日々何かを選択して行動を起こす。しかし時々、頭が目の前の状況を理解するより先に、心と体が何かに吸い込まれていく感覚がある。そして姿や形を変えて、知らない場所にたどり着く。これからもきっとこの一連の流れを繰り返す。どこに向かっているのかわからないのに、何故かずっと気分は良い。わたしをこの場所から引き寄せるあの圧倒的な力は何。
田中いずみ
担当教員より
田中いずみの作品は抽象性が高く言語化が困難だ。かといって観客を選ぶような難解さはなく、その作風は良質のサービス精神に溢れ芳醇なエンターテインメント作品として至福の映像的快楽に満ち溢れている。それを達成し得るのは極めて感覚的に溢れ出たイメージ群を緻密に練り上げる強固な構築性にあった。作者は決して自身の「天然」に甘えていない。
本作に「ナンゾヤ」という題名をつけたところに冷静な自己分析と作家性を見出せるだろう。
映像学科教授 黒坂圭太