縁側engawa赤御影石GraniteH910 × W1310 × D530mm
なんなのかは思い出せない、けどなくなるとあれってなる、そんな存在でありたい。 田中美帆
作品のオリジナリティーとは何だろうか。 造形性か、主題に対する表現力か、素材と対峙する固有の感覚か。しかしこの作品はそのどれにも当てはまらない、ただパラレルワールドに迷い込んだような空気がそこにある。あえて言えばいわゆる「石彫」の作品ではなく、何らかの目的を全うした結果生まれた未知の製品か。素材に頼った造形性に見切りをつけ、安易なミニマリズムにも同調しない手技の判断がこの空気を作り出しているのだろう。そしてこの徹底した「普通」の行為によって、この作品はある一線を越えた。 彫刻学科教授 伊藤誠
作者より
なんなのかは思い出せない、けどなくなるとあれってなる、そんな存在でありたい。
田中美帆
担当教員より
作品のオリジナリティーとは何だろうか。
造形性か、主題に対する表現力か、素材と対峙する固有の感覚か。しかしこの作品はそのどれにも当てはまらない、ただパラレルワールドに迷い込んだような空気がそこにある。あえて言えばいわゆる「石彫」の作品ではなく、何らかの目的を全うした結果生まれた未知の製品か。素材に頼った造形性に見切りをつけ、安易なミニマリズムにも同調しない手技の判断がこの空気を作り出しているのだろう。そしてこの徹底した「普通」の行為によって、この作品はある一線を越えた。
彫刻学科教授 伊藤誠