ecolomotion―水生生物の生態を活かしたモーションポスター作品―ecolomotion -Motion Poster of Aquatic Life Ecology-映像|液晶ディスプレイ|2分30秒Movie | LCD | 2min 30secパネル|H515 × W364mm ×10点本|H364 × W257mm(80ページ)
鑑賞者が水生生物の生態に興味を持つきっかけを作ることを目的とし、水生生物の生態をモーションに落とし込んだモーションポスター作品を制作した。多様な生態をまとめて見られることなどからポスターを動かしたような表現を採用し、水生生物の生態について生物学的観点からの解釈に基づきつつも、鑑賞者に美しいと感じさせられるような表現を探求した。また、生態や動きの特徴を強調するために、単純化した形状であっても生き物らしさを感じさせられるよう、アニマシー知覚の3要件に基づいて制作を行った。 岸杏樹
時間軸を伴う動きのデザインは静止画像のデザインと同様に深い吟味が必要であるが、作者はそこをアニマシー知覚という現象に手掛かりを求め、水生生物の生命感表出を試みた。結果として、動いていても静止していても同価値を保つメディアの垣根を超える作品群となった。動画・静止画の境界を意識することなくシームレスに造形性を追究しようとする作者の姿勢は、これからの時代の創作活動の在り方を示唆しているようにも感じる。 デザイン情報学科准教授 高山穣
作者より
鑑賞者が水生生物の生態に興味を持つきっかけを作ることを目的とし、水生生物の生態をモーションに落とし込んだモーションポスター作品を制作した。多様な生態をまとめて見られることなどからポスターを動かしたような表現を採用し、水生生物の生態について生物学的観点からの解釈に基づきつつも、鑑賞者に美しいと感じさせられるような表現を探求した。また、生態や動きの特徴を強調するために、単純化した形状であっても生き物らしさを感じさせられるよう、アニマシー知覚の3要件に基づいて制作を行った。
岸杏樹
担当教員より
時間軸を伴う動きのデザインは静止画像のデザインと同様に深い吟味が必要であるが、作者はそこをアニマシー知覚という現象に手掛かりを求め、水生生物の生命感表出を試みた。結果として、動いていても静止していても同価値を保つメディアの垣根を超える作品群となった。動画・静止画の境界を意識することなくシームレスに造形性を追究しようとする作者の姿勢は、これからの時代の創作活動の在り方を示唆しているようにも感じる。
デザイン情報学科准教授 高山穣