チン イ

CHEN Wei

都市植生の調査による緑化媒体の提案 —東京都文京区根津の緑化をモチーフとして―
A Proposal for Greenery Media through the Study of City Plants: Using the Greenery of Nezu as Motif

コンクリート、黄銅、ほか
論文|94ページ(45,974字)
床材|各H40 × W250 × D250mm(6点)
壁材|各H250 × W250 × D30mm(2点)
塀材|各H200 × W200 × D100mm(2点)
模型|H100 × W250 × D250mm

作者より

高度経済成長による都市化の進行が原因で、都市の緑が減少し、街の景色を均一なものに変えてしまった。人々の価値観の多様性に対して、新しい緑化の創造を図ることが重要である。本研究では、市民と共に根津地域の多様な植生を発見し、街の植物をカテゴリー化した。植物の魅力を感じさせるため、「緑を受け入れる街」をコンセプトとした、新しい都市の景観マテリアル「CO-GREEN」を試みた。
コンクリートブロックをベースに、床材、壁材と塀材の三つの方向で、様々な形をもつシンプルな緑化媒体・エレメントを提案した。提案を通して、都市緑化を促進することと緑を媒介として都市市民の交流につなげることが望まれる。

チン イ

担当教員より

本研究は、縮退する社会の中で都市計画が⼤きく変貌するであろう未来へ向けて、都市の緑化を媒体として都市の環境デザインのあり⽅を⽰唆するものである。⼈⼝減による空き地空き家の増加、都市交通の変化による道路を含む公共空間のあり⽅の変化。⽣物多様性社会に向けた都市環境の再整備など沢⼭の都市デザインの考え⽅が今までの⾏政中⼼のパブリックデザインでは賄いきれなくなる事を問いに、下町根津の市⺠や⾃然の介⼊による緑化を調査しながら、市⺠参加型のパブリックデザインのあり⽅を研究している。作品の新規制を含めオリジナリティーの⾼い研究である。

クリエイティブイノベーション学科教授 若杉浩一