防災行動を促進するためのサービスデザイン ─家庭で食備蓄を始めるきっかけを生み出す提案─Service design to promote disaster prevention actions: Proposal to create an opportunity to start food storage at home紙論文|128ページ(46,648字)パッケージ|H98 × W93 × D33mm、H196 × W93 × D33mm、H196 × W186 × D66mm
防災意識の低い若者を対象に「贈答」行為に着目した、非常時を想定した家庭での食備蓄を始めるための仕組みを提案している。非常時における食備蓄について、これまでに多く研究されてきた。その多くは非常時の食事における現状の問題を明確にし、非常食を備えることから食べ慣れたものを使ったら買い足し食材のサイクルを回す新しい備蓄の方法(ローリングストック ) の必要性を提唱している。本研究では、ローリングストックの考え方に注目し、家庭でのローリングストックの実践の実態を明らかにし、人々がローリングストックに取り組むまでの課題を見つけ、それらの課題を考慮してサービスデザイン提案を行っている。 中原采⾳
本研究の⽬的は、防災⾏動を促進するきっかけを⽣み出すためのサービスデザインを提案することである。⾷備蓄とローリングストックに関する実態調査を踏まえて、⾮常時に備えた⾏動を特に実践できていない若者に視点を置き、家庭での⾷備蓄という視点から彼らの防災⾏動を促すためのきっかけとなる仕組みを仮説して、実験を繰り返して、防災⾏動を促進するきっかけを⽣み出すための、より実践的なサービスデザイン提案をすることが成果である。 クリエイティブイノベーション学科教授 ⼭﨑和彦
作者より
防災意識の低い若者を対象に「贈答」行為に着目した、非常時を想定した家庭での食備蓄を始めるための仕組みを提案している。非常時における食備蓄について、これまでに多く研究されてきた。その多くは非常時の食事における現状の問題を明確にし、非常食を備えることから食べ慣れたものを使ったら買い足し食材のサイクルを回す新しい備蓄の方法(ローリングストック ) の必要性を提唱している。本研究では、ローリングストックの考え方に注目し、家庭でのローリングストックの実践の実態を明らかにし、人々がローリングストックに取り組むまでの課題を見つけ、それらの課題を考慮してサービスデザイン提案を行っている。
中原采⾳
担当教員より
本研究の⽬的は、防災⾏動を促進するきっかけを⽣み出すためのサービスデザインを提案することである。⾷備蓄とローリングストックに関する実態調査を踏まえて、⾮常時に備えた⾏動を特に実践できていない若者に視点を置き、家庭での⾷備蓄という視点から彼らの防災⾏動を促すためのきっかけとなる仕組みを仮説して、実験を繰り返して、防災⾏動を促進するきっかけを⽣み出すための、より実践的なサービスデザイン提案をすることが成果である。
クリエイティブイノベーション学科教授 ⼭﨑和彦