品種改良Breed improvementプレゼンテーション|紙、石粉粘土、アクリル絵具立体|約H500 × W500 × D500mm(4点)パネル|H3100 × W800mm(4点)
私たちの周りには人間から一方的に品種改良させられた動物が多く存在する。しかしその姿は一般化しているため、私たちはペットの犬や猫などをはじめ改良された動物の姿に疑問を抱くことは少ない。そこでこの制作では、品種改良の目的を家禽、ペット、観賞に分け、目的ごとに新たな鳥類の品種を生み出した。ダウンを大量生産できるアヒル、ペット化した小型の鷲、新品種の観賞用鳩を、現実的に考えることができるように実物大の模型と生態を説明したパネルを制作した。 この作品が人間と他動物の様々な関係を、新鮮な気持ちで考えるきっかけとなれば嬉しい。 弦巻朱音
この制作の発端は作者である弦巻朱音が大きな胸を持つように改良された鳩、ポーターを見てショックを受けたことによる。人間は多くの品種改良を行うのであるが、鳥に対して羽毛の利用、愛玩、鑑賞という動機に基づいて品種改良を行なったら?という一種のスペキュレーションと紙の巧みな造形による現実感を通して、人間による品種改良の問題を提起した制作である。 基礎デザイン学科教授 小林昭世
作者より
私たちの周りには人間から一方的に品種改良させられた動物が多く存在する。しかしその姿は一般化しているため、私たちはペットの犬や猫などをはじめ改良された動物の姿に疑問を抱くことは少ない。そこでこの制作では、品種改良の目的を家禽、ペット、観賞に分け、目的ごとに新たな鳥類の品種を生み出した。ダウンを大量生産できるアヒル、ペット化した小型の鷲、新品種の観賞用鳩を、現実的に考えることができるように実物大の模型と生態を説明したパネルを制作した。
この作品が人間と他動物の様々な関係を、新鮮な気持ちで考えるきっかけとなれば嬉しい。
弦巻朱音
担当教員より
この制作の発端は作者である弦巻朱音が大きな胸を持つように改良された鳩、ポーターを見てショックを受けたことによる。人間は多くの品種改良を行うのであるが、鳥に対して羽毛の利用、愛玩、鑑賞という動機に基づいて品種改良を行なったら?という一種のスペキュレーションと紙の巧みな造形による現実感を通して、人間による品種改良の問題を提起した制作である。
基礎デザイン学科教授 小林昭世