公共空間に屋台を置く—インドの道端コミュニティ、アッダに学ぶ 人への空間作用—
placing a stall in the public space: learning from adda, roadside communities in India, about how spatial effects affect people
屋台|H580 × W860 × D1720mm
パネル|H594 × W841mm(4枚)
公共空間に屋台を置く—インドの道端コミュニティ、アッダに学ぶ 人への空間作用—
placing a stall in the public space: learning from adda, roadside communities in India, about how spatial effects affect people
屋台|H580 × W860 × D1720mm
パネル|H594 × W841mm(4枚)
作者より
インドの道端で行われる緩い集まり「アッダআড্ডা」では「屋台」が会話の参入への気楽さを作り出していた。そこで、要因の一つである「屋台」に着目し、自身で制作した屋台を東京・国分寺に置くことで人にどのような反応が起こるのか検証してみた。
南條円花
担当教員より
オンラインで世界中と繋がれるようになった一方、生きた人間を肌で感じることが難しいと感じた南條さんは、旅したインドで出会った屋台に人と人をつなぐ可能性を感じ、自ら屋台を作り始めました。そして、そこにさまざまな人を招き入れ、意見を聞き、ブラッシュアップを重ね、煩雑な手続きを踏んで屋台を公共空間に持ち出し、そこで見知らぬ人同士が交流協定を締結するまでに至りました。小さなPDCAを回し続けた手探りの研究は、屋台が人と人をつなぐ文化装置であることを伝えます。
芸術文化学科教授 杉浦幸子