KNOT
紙、糸H210 × W146mm
本研究はアルビノという症状の理解促進だけではなく、当事者のオーラルヒストリーとしてインタビューやコラムを通じて、個人を意識した障害理解の関わり方を提案するために雑誌を制作したものだ。研究の動機としては、私がアルビノ当事者を家族に持っていて、社会の色々な人への配慮の方法について疑問に思うことが多かったことにある。こういった私の経験から、同じように個人を尊重した紹介理解の形の提案として「結び目」という意味を持つKNOTという雑誌を制作した。 肥田野琴香
インクルーシブ社会の構築に向け、障害者への社会的なバイアスやバリアを取り除き、彼らの症状や困難への理解を促進することは喫緊の課題だ。肥田野さんはアルビノ当事者家族としての経験に根ざし、当事者のオーラルヒストリーを採録した雑誌を提案した。制作プロセスでは、個人の言葉と真摯に対峙し、協力者への研究倫理の説明やUD書体の使用等にも配慮し、多様な個人の声の結び目として「KNOT」という雑誌へと結実させた。 芸術文化学科准教授 古賀稔章
作者より
本研究はアルビノという症状の理解促進だけではなく、当事者のオーラルヒストリーとしてインタビューやコラムを通じて、個人を意識した障害理解の関わり方を提案するために雑誌を制作したものだ。研究の動機としては、私がアルビノ当事者を家族に持っていて、社会の色々な人への配慮の方法について疑問に思うことが多かったことにある。こういった私の経験から、同じように個人を尊重した紹介理解の形の提案として「結び目」という意味を持つKNOTという雑誌を制作した。
肥田野琴香
担当教員より
インクルーシブ社会の構築に向け、障害者への社会的なバイアスやバリアを取り除き、彼らの症状や困難への理解を促進することは喫緊の課題だ。肥田野さんはアルビノ当事者家族としての経験に根ざし、当事者のオーラルヒストリーを採録した雑誌を提案した。制作プロセスでは、個人の言葉と真摯に対峙し、協力者への研究倫理の説明やUD書体の使用等にも配慮し、多様な個人の声の結び目として「KNOT」という雑誌へと結実させた。
芸術文化学科准教授 古賀稔章