悠々yuuyuu
木製パネル、高知麻紙、岩絵具、水干絵具、パステル、色鉛筆、鉛筆H1800 × W2100mm
生まれ育った自宅の一室を描きました。 日々の暮らしの中で起こる些細な出来事や小さな幸せ、だんだんと薄れて忘れてしまう記憶や思い出を記録しました。 何気ない日常こそ、かけがえのないものだと思います。 富濱有紗
富濱有紗の卒業制作の2点は、甲乙つけがたい秀作であった。どちらも室内や植物をモティーフとしているが、異なる構図以外にも表現方法の違いを読み取ることが出来た。 今回の作品は、さりげない日常の光景を描いているが、そこでは4年間で培った日本画学科での格闘と愛情の成果が表れている様で、冨濱からの日本画に対する応えが示されている様にも見える。俯瞰でみた室内にはテーブルと椅子から窓辺のカーテン越しに見える庭の植物に至るまで、細やかな神経の基に丁寧に観察しながらの眼差しを感じ取ることが出来る。伝統的な日本画の写生と装飾性を融合させた透明感のある表現は秀逸である。 日本画学科教授 間島秀徳
作者より
生まれ育った自宅の一室を描きました。
日々の暮らしの中で起こる些細な出来事や小さな幸せ、だんだんと薄れて忘れてしまう記憶や思い出を記録しました。
何気ない日常こそ、かけがえのないものだと思います。
富濱有紗
担当教員より
富濱有紗の卒業制作の2点は、甲乙つけがたい秀作であった。どちらも室内や植物をモティーフとしているが、異なる構図以外にも表現方法の違いを読み取ることが出来た。
今回の作品は、さりげない日常の光景を描いているが、そこでは4年間で培った日本画学科での格闘と愛情の成果が表れている様で、冨濱からの日本画に対する応えが示されている様にも見える。俯瞰でみた室内にはテーブルと椅子から窓辺のカーテン越しに見える庭の植物に至るまで、細やかな神経の基に丁寧に観察しながらの眼差しを感じ取ることが出来る。伝統的な日本画の写生と装飾性を融合させた透明感のある表現は秀逸である。
日本画学科教授 間島秀徳