あたりまえAs the world happensインスタレーション|プロジェクター、和紙、布、木映像|3分48秒巻物|H250 × W4400 × D70mm桐箱|H250 × W80 × D750mm
何が「あたりまえ」なのか。その問いに答えは出ないまま、ロリータをまとった原宿ガールは歩き続ける。 彼女の前に現れるのは、誰かにとっての当たり前であり、別の誰かにとっては受け入れがたい光景だ。見ること、見られること、その境界を行き来しながら、世界は静かに異化されていく。 異時同図法によって描かれた巻物は、無数の基準が都市の中で交錯する現代を、一人称の視点から捉えた風俗画である。 加賀谷七海
加賀谷七海は、フラペチーノを手にして、時々それを飲みながら闊歩するゴスロリ風の少女を主人公として設定し、多様な文化圏における特徴的な情景や背景を歩き過ぎていく動画を制作した。表情ひとつ変えず、飄々と歩く少女の背景は、原宿からジャングルへ、ヒグマの出現する森から深海へ、あるいは切腹をしている侍や、司教に抱かれて洗礼を受けている赤ん坊の情景へと移り変わっていく。淡々と異世界を横断していく少女の闊歩を演出する音楽リズムも秀逸でいつしか異世界を連続の中に引き込まれていく。 巻物も制作しているが、クラシカルな巻物と化した少女の横断世界もまた十分に見応えのある完成度となっている。 基礎デザイン学科教授 原研哉
作者より
何が「あたりまえ」なのか。その問いに答えは出ないまま、ロリータをまとった原宿ガールは歩き続ける。
彼女の前に現れるのは、誰かにとっての当たり前であり、別の誰かにとっては受け入れがたい光景だ。見ること、見られること、その境界を行き来しながら、世界は静かに異化されていく。
異時同図法によって描かれた巻物は、無数の基準が都市の中で交錯する現代を、一人称の視点から捉えた風俗画である。
加賀谷七海
担当教員より
加賀谷七海は、フラペチーノを手にして、時々それを飲みながら闊歩するゴスロリ風の少女を主人公として設定し、多様な文化圏における特徴的な情景や背景を歩き過ぎていく動画を制作した。表情ひとつ変えず、飄々と歩く少女の背景は、原宿からジャングルへ、ヒグマの出現する森から深海へ、あるいは切腹をしている侍や、司教に抱かれて洗礼を受けている赤ん坊の情景へと移り変わっていく。淡々と異世界を横断していく少女の闊歩を演出する音楽リズムも秀逸でいつしか異世界を連続の中に引き込まれていく。
巻物も制作しているが、クラシカルな巻物と化した少女の横断世界もまた十分に見応えのある完成度となっている。
基礎デザイン学科教授 原研哉