NOISEオブジェ|紙Object|PaperH160 × W140 × D100mm ~ H470 × W450 × D360mm ×8点
直径2mmの穴を規則的にパンチした黒い紙で、宝石、鉱物をモチーフとしたオブジェをつくり、その内側にモアレを誘発するグラフィックを印刷し閉じ込める。私はそれらを「NOISE」と名付けた。数学的で硬質な形態の中で、素材とグラフィックが干渉し合い濁流のように混ざり合う。かたちが成立し、私の手を離れたその時から彼らの内側には独自の時間が流れ始めているようだ。 北原聡一郎
止まっているはず物体の中にうごめく正体はなんだろう。規則正しく開けられた細かな穴から表れるモアレと、内壁を埋める図像がシンクロしてノイズのような有機的な表情を生み出す、それがうごめきの仕掛けだ。その現象を内包する多角形の物体の質量は、ノイズとフォルムによって不明瞭となり独特の物質感を放ち、見る側に能動的な洞察を促す。表現の精妙さが秀逸で、冷やかな独自の世界観を創出した作品である。 基礎デザイン学科教授 柴田文江
作者より
直径2mmの穴を規則的にパンチした黒い紙で、宝石、鉱物をモチーフとしたオブジェをつくり、その内側にモアレを誘発するグラフィックを印刷し閉じ込める。私はそれらを「NOISE」と名付けた。数学的で硬質な形態の中で、素材とグラフィックが干渉し合い濁流のように混ざり合う。かたちが成立し、私の手を離れたその時から彼らの内側には独自の時間が流れ始めているようだ。
北原聡一郎
担当教員より
止まっているはず物体の中にうごめく正体はなんだろう。規則正しく開けられた細かな穴から表れるモアレと、内壁を埋める図像がシンクロしてノイズのような有機的な表情を生み出す、それがうごめきの仕掛けだ。その現象を内包する多角形の物体の質量は、ノイズとフォルムによって不明瞭となり独特の物質感を放ち、見る側に能動的な洞察を促す。表現の精妙さが秀逸で、冷やかな独自の世界観を創出した作品である。
基礎デザイン学科教授 柴田文江