金融機関による企業戦略としてのアートプロジェクトの事例研究論文|117ページ 70,495字
38年に渡る金融マン人生を通じて、外資系金融機関がアートに取り組むことで、いかにブランド力をつけ、社会的責任を果たし、組織と人材の変革を促し、金融ビジネスの領域を広げてきたかを実感してきた。VUCA時代に閉塞感に喘ぐ日本の金融機関に活路を示し金融マンを元気にする処方箋がアートにあるとの仮説をたて、日本でもユニークな取り組みをしている6社の金融機関を取り挙げ、インタビューをベースに事例研究を行った。 木越純
グローバルな視点から金融機関を取り巻く環境変化を歴史的に概括し、これまで欧米の金融機関がなぜアートに投資してきたかを調査分析。そこから得た知見をもとに、企業メセナを超えるところでのアート活動の先鞭をつけた事例をプロジェクトの概要・目的・内容・イニシアチブ、評価効果(コスト)等の観点からヒアリング調査。それらの美大らしいユニークな研究成果が日本のアート市場牽引に資するものとして高い評価を得た。 クリエイティブイノベーション学科教授 井口博美
作者より
38年に渡る金融マン人生を通じて、外資系金融機関がアートに取り組むことで、いかにブランド力をつけ、社会的責任を果たし、組織と人材の変革を促し、金融ビジネスの領域を広げてきたかを実感してきた。VUCA時代に閉塞感に喘ぐ日本の金融機関に活路を示し金融マンを元気にする処方箋がアートにあるとの仮説をたて、日本でもユニークな取り組みをしている6社の金融機関を取り挙げ、インタビューをベースに事例研究を行った。
木越純
担当教員より
グローバルな視点から金融機関を取り巻く環境変化を歴史的に概括し、これまで欧米の金融機関がなぜアートに投資してきたかを調査分析。そこから得た知見をもとに、企業メセナを超えるところでのアート活動の先鞭をつけた事例をプロジェクトの概要・目的・内容・イニシアチブ、評価効果(コスト)等の観点からヒアリング調査。それらの美大らしいユニークな研究成果が日本のアート市場牽引に資するものとして高い評価を得た。
クリエイティブイノベーション学科教授 井口博美