“普遍的”な現実を描く —目に見えない世界の存在に気づく方法—Paint a “universal” reality.—How to notice the existence of the invisible world.—綿布、アクリル絵具、木炭、色鉛筆、クレパスH2945 × W6815mm
「普遍的な現実」とは、普段私たちが認識している現実の核となる森羅万象に共通する現実像をさす。 五感で知覚できる物質的な世界にとらわれず、五感で知覚できない不可視の世界に自分自身をゆだねることでこの現実はみえてくる。 研究レポートで、「仏教」「人智学」「シュルレアリスム」といった不可視の世界を神としてだけではなくひとつの領域としてとらえた思想を研究し、普遍的な現実を描くための技法を検討したうえで、それを描くことを目指して作品制作を行った。 アメ リンゴ
本作品で目指されている普遍的な現実とは、物質的な世界と不可視の世界が純粋に混ざり合った様子を素直に知覚した森羅万象に共通する現実像のことである。そこに近づくには利己的な欲望を捨て、この世界と作品を純粋に観察(observation)する人でなければならない。作者は絵画が静的かつ二次元的な表現媒体であるという特質により、不可視の世界を引き出して普遍的な様相を見せる可能性あるメディアであることに気づき、優れた作品を制作した。 芸術文化学科教授 是枝開
作者より
「普遍的な現実」とは、普段私たちが認識している現実の核となる森羅万象に共通する現実像をさす。
五感で知覚できる物質的な世界にとらわれず、五感で知覚できない不可視の世界に自分自身をゆだねることでこの現実はみえてくる。
研究レポートで、「仏教」「人智学」「シュルレアリスム」といった不可視の世界を神としてだけではなくひとつの領域としてとらえた思想を研究し、普遍的な現実を描くための技法を検討したうえで、それを描くことを目指して作品制作を行った。
アメ リンゴ
担当教員より
本作品で目指されている普遍的な現実とは、物質的な世界と不可視の世界が純粋に混ざり合った様子を素直に知覚した森羅万象に共通する現実像のことである。そこに近づくには利己的な欲望を捨て、この世界と作品を純粋に観察(observation)する人でなければならない。作者は絵画が静的かつ二次元的な表現媒体であるという特質により、不可視の世界を引き出して普遍的な様相を見せる可能性あるメディアであることに気づき、優れた作品を制作した。
芸術文化学科教授 是枝開