いきもの発見 —テクスチャーと色から広がる世界—imaginary creatures-texture and colorアニメーション|液晶ディスプレイ、レジン、ラテックス、スタイロフォーム、布、アクリル絵具、MDF映像|4分47秒マペット|[最小]H250 × W150 × D120mm 〜[最大]H300 × W250 × D300mm(5点)
小さい頃、遊びの中で、未知なるものを観察し、発見し、想像し、身の回りの自然や物と友達になっていった。そのような体験が、今の私の作る喜びに繋がっていると感じる。そこで、子どもたちの創造力を刺激するようなワークショップを行い、作る楽しさとイメージの世界をアニメーションにした。 5人の子どもたちは素材の手触りからイメージを膨らませ、自分だけのいきものを作る。 ワークショップでの素材に触れた感覚がよみがえるよう、質感や音を使って再現した。自分といきものが映像の中で触れ合ったり一緒に踊ったりすることで現実とイメージの世界を横断し、境界線をなくすことができるのではないかと考えた。 横井かおり
現実と夢の境界が曖昧だった幼い頃のワクワクする高揚感。作者はやがて美大生となり、子供のワークショップを実施する企画力と、自らが抱いていたその感覚を視覚化する技術を手に入れ、描いたイラストが自分の背丈を超えるモンスターに変態し、夢の世界に誘う様子をコマ撮動画に仕立て上げた。本作品でとりわけ評価すべき点は、登場するマペットの微細な動きと精度だ。それがアニメーションに解像度の高いリアリティを与えている。 基礎デザイン学科教授 板東孝明
作者より
小さい頃、遊びの中で、未知なるものを観察し、発見し、想像し、身の回りの自然や物と友達になっていった。そのような体験が、今の私の作る喜びに繋がっていると感じる。そこで、子どもたちの創造力を刺激するようなワークショップを行い、作る楽しさとイメージの世界をアニメーションにした。
5人の子どもたちは素材の手触りからイメージを膨らませ、自分だけのいきものを作る。
ワークショップでの素材に触れた感覚がよみがえるよう、質感や音を使って再現した。自分といきものが映像の中で触れ合ったり一緒に踊ったりすることで現実とイメージの世界を横断し、境界線をなくすことができるのではないかと考えた。
横井かおり
担当教員より
現実と夢の境界が曖昧だった幼い頃のワクワクする高揚感。作者はやがて美大生となり、子供のワークショップを実施する企画力と、自らが抱いていたその感覚を視覚化する技術を手に入れ、描いたイラストが自分の背丈を超えるモンスターに変態し、夢の世界に誘う様子をコマ撮動画に仕立て上げた。本作品でとりわけ評価すべき点は、登場するマペットの微細な動きと精度だ。それがアニメーションに解像度の高いリアリティを与えている。
基礎デザイン学科教授 板東孝明