Self-Nudge Technology:人の意思決定を引き出すための情報技術のあり方に関する研究Self-Nudge Technology : Designing Technology to Elicit Human Decision Making
Yaruki Switch HomeScrollMateコンピュータプログラム コンピュータ、電子機器、ディスプレイ、紙、ほか論文|63ページ
人の意思決定と情報技術のあり方の探究を通して、無意識に自身に不利な行動を取らされる誘導に対して、人に意識的な判断と自己制御(セルフナッジ)を促す2つのプロトタイプ「ScrollMate」「Yaruki Switch Home」を開発した。 このプロトタイプの元に、外部インタフェースを用いることによるセルフナッジを促すインタラクションデザイン手法を提案している。 新井恒陽
本研究は「人がなにげなくやってしまう行動」に対して、ヒューマンコンピュータインタラクションの観点から意図的に「違和感」を生みだし、人が行為を自覚できるようにする実践を行った。いくつかのプロトタイプを通じて、「違和感」のありかた、影響を考察した。効率化が求められる情報技術において、あえて回り道をすることの意義を探索している点に研究の独自性がある。本研究によって見いだされた新しい意味は、これからの社会でより必要とされるものである。 クリエイティブイノベーション学科教授 長谷川敦士
作者より
人の意思決定と情報技術のあり方の探究を通して、無意識に自身に不利な行動を取らされる誘導に対して、人に意識的な判断と自己制御(セルフナッジ)を促す2つのプロトタイプ「ScrollMate」「Yaruki Switch Home」を開発した。
このプロトタイプの元に、外部インタフェースを用いることによるセルフナッジを促すインタラクションデザイン手法を提案している。
新井恒陽
担当教員より
本研究は「人がなにげなくやってしまう行動」に対して、ヒューマンコンピュータインタラクションの観点から意図的に「違和感」を生みだし、人が行為を自覚できるようにする実践を行った。いくつかのプロトタイプを通じて、「違和感」のありかた、影響を考察した。効率化が求められる情報技術において、あえて回り道をすることの意義を探索している点に研究の独自性がある。本研究によって見いだされた新しい意味は、これからの社会でより必要とされるものである。
クリエイティブイノベーション学科教授 長谷川敦士