魯佳代

LU Jiadai

◯◯・圏圏

映像|6分2秒

作者より

人間は欲望の集合体である。人間は絶えず欲望を生み出しているが、絶えず欲望を殺している。人間は殻であり、欲望が派生する場所であり、欲望の牢獄である。欲望が満たされなければ苦痛を感じ、満たされれば退屈になる。そして人生は苦痛と退屈の間で揺れ動く。幸福とは、一時的な欲望の停止に過ぎない。欲望とは対照的に、人間には理性がある。人間が理性を働かせる勇気と決意を持って初めて、その魂と精神は成熟し、完全なものとなる。

魯佳代

担当教員より

人間は殻であり、欲望の牢獄である。人間は苦痛と退屈の間で揺れ動く。幸福とは、一時的な欲望の停止に過ぎない。人間の本質が欲望であるとすれば、欲望は、人間を他の動物から明確に区別する本質的な特徴であると定義すればよい。人間が理性を働かせる勇気と決意を持って初めて、その魂と精神は成熟し、完全なものとなる。この作品は、ドローイング、コンピューター・グラフィックス、写真によって作られた要素がカラフルな視覚表現で現され、複雑に混ざり合っている。これらの要素は、万華鏡のように組み合わされ、音とともに、すべて作者自身によるオリジナルで、長年培われてきた深いコンセプトに支えられている。

映像学科教授 クリストフ・シャルル