鳥が飛んだら虹ができるBIRD EFFECT
プレゼンテーション|木質粘土、アルミ板、石膏H600 × W1600 × D600mm
偶然を前もってプレゼンテーションすることはできない。また、時間とプレゼン自体がリニアな進み方をしてしまうことに対して、実際世界の空間はリニアではない。いわゆる目的までの物語ではない、モノと事象の同時存在、章立ての並置によって本来の本命(見込んだ意図)を副産物化する。このような見込んだ結果を事象の連関によって、同じ敷地に遅延し発現させる本制作の試みをディレイエフェクトとし、見込む意図としてモチーフを虹とする。 藤井杏莉
何かが起きると別の何かが自然に起き、次にまた別の何かがそれに連なる。そんな事物連関(リレー)を野鳥観察施設にて設定、設計に落とし込んでいる。リレーには自然現象のふるまいに生き物の行動心理が組み合わされ、最終的には本来の使用と異なる場に設置されたレンズの光学的性状により、虹というゴールに辿り着く。建築デザイン・ドローイングともに美しくかつ謎めき、独自性・完成度ともに秀逸な作品であり高く評価する。 建築学科教授 高橋晶子
作者より
偶然を前もってプレゼンテーションすることはできない。また、時間とプレゼン自体がリニアな進み方をしてしまうことに対して、実際世界の空間はリニアではない。いわゆる目的までの物語ではない、モノと事象の同時存在、章立ての並置によって本来の本命(見込んだ意図)を副産物化する。このような見込んだ結果を事象の連関によって、同じ敷地に遅延し発現させる本制作の試みをディレイエフェクトとし、見込む意図としてモチーフを虹とする。
藤井杏莉
担当教員より
何かが起きると別の何かが自然に起き、次にまた別の何かがそれに連なる。そんな事物連関(リレー)を野鳥観察施設にて設定、設計に落とし込んでいる。リレーには自然現象のふるまいに生き物の行動心理が組み合わされ、最終的には本来の使用と異なる場に設置されたレンズの光学的性状により、虹というゴールに辿り着く。建築デザイン・ドローイングともに美しくかつ謎めき、独自性・完成度ともに秀逸な作品であり高く評価する。
建築学科教授 高橋晶子