新間寛太郎

SHIMMA Kantaro

公共分野における「未来の仕組み」の社会実装プロセスに関する研究 ―リビングラボの事例分析に基づく「Co-Architecting:関係構造の共設計」という概念の提示―
A Study on the Social Implementation Process of “Future Systems” in the Public Sphere
— Proposing the Concept of “Co-Architecting Relational Structures” Based on Case Analysis of Living Labs —

プレゼンテーション|発泡スチロール、アルミ針金
論文|112ページ(118,381字)
パネル|H420 × W594mm(5点)、H297 × W420mm(2点)
アクリル板|H500 × W500mm(4点)
模型|H500 × W1000 × D600mm

作者より

公共分野の「未来の仕組み」は、最先端のテクノロジーや優れたビジネスモデルがあるだけでは社会に根づかない。実装の現場では、企業・大学・行政・市民など多様な主体が、対話と実践の往復を通じて、協働の枠組み(関係構造)そのものを動的に組み替えながら前に進んでいく。
本研究は、国内リビングラボの複数事例の比較分析に基づき、社会実装の本質を「関係構造を更新し続ける実践」と捉え直し、そのプロセスを「Co-Architecting:関係構造の共設計」として定義した。

新間寛太郎

担当教員より

国や、企業の先端的なプロジェクトや研究が、レポートや検証で経済化しているコンサル、企業、大学の存在。社会実装せず、当たり前の社会に疑問を持ち行政企業、市民が共に社会を創る仕組みや、場のあり方、人材についてリサーチを行う中で北欧の、リビングラボの存在から、日本でのリビングラボの事例ヒアリング、調査を行い、ファンドの仕組み、プログラム、運営システム、人材のあり方について研究している。結論的に捉えると、目的を持った場は、目的を持ってない市民の排除に繋がり、目的の達成とともに衰退する。つまり目的そのものを、立ち上げていく有機的な仕組みこそ重要であることを、発見している、有意義な研究である。

クリエイティブイノベーション学科教授 若杉浩一