蚊が嫌いBuzz Off!映像|6分35秒
夜の帰り道に蚊に刺されたことをきっかけに、亡くなった祖母の記憶が呼び起こされていく2Dアニメーション作品である。 まだ送信されていない父親へのメッセージが表示されたスマートフォンを起点に、現在と過去、記憶と感情が断片的につながっていく構造とした。 「蚊」という小さな出来事を軸に、祖母への愛情、命が失われることへの恐れ、そして忘れてしまう自分自身への違和感といった感情が重なり合い、命と記憶の不確かさを描いている。 ヨウマンホウ
人は2度死ぬと言われる。肉体が消滅する以上に恐ろしいのは「記憶の風化」なのだ。包み込むような「嘆き」が鼓膜を過っていく。手法的には昨今流行りの実写ベースに作画する「ロトスコープ」ではなく、オーソドックスな手描きによるドローイングアニメーションである。高密度で卓越した素描力と作画技術。それらを詩情と絡めながら観る者を心優しく、そして力強く包み込む珠玉の生命賛歌を紡ぎ出した高邁な創造スピリットに心から拍手を送りたい! 映像学科教授 黒坂圭太
作者より
夜の帰り道に蚊に刺されたことをきっかけに、亡くなった祖母の記憶が呼び起こされていく2Dアニメーション作品である。
まだ送信されていない父親へのメッセージが表示されたスマートフォンを起点に、現在と過去、記憶と感情が断片的につながっていく構造とした。
「蚊」という小さな出来事を軸に、祖母への愛情、命が失われることへの恐れ、そして忘れてしまう自分自身への違和感といった感情が重なり合い、命と記憶の不確かさを描いている。
ヨウマンホウ
担当教員より
人は2度死ぬと言われる。肉体が消滅する以上に恐ろしいのは「記憶の風化」なのだ。包み込むような「嘆き」が鼓膜を過っていく。手法的には昨今流行りの実写ベースに作画する「ロトスコープ」ではなく、オーソドックスな手描きによるドローイングアニメーションである。高密度で卓越した素描力と作画技術。それらを詩情と絡めながら観る者を心優しく、そして力強く包み込む珠玉の生命賛歌を紡ぎ出した高邁な創造スピリットに心から拍手を送りたい!
映像学科教授 黒坂圭太