清水鈴音エレオノラ

SHIMIZU Suzune Eleonora

Cr*Sn

半磁土、チタンタルクマット釉、下絵具、酸化クロム
H40 × W170 × D170mm(2点)、H40 × W250 × D250mm(2点)、H50 × W320 × D320mm(2点)、H70 × W240 × D240mm、H50 × W270 × D270mm、H20 × W110 × D110mm、H50 × W60 × D60mm

作者より

卒業制作ではイッチンと絵付けという二つの技法を組み合わせ、コース料理の器、五種類とそれぞれに合わせたチャージプレートというものを制作した。
チャージプレートとは所謂、器の什器だ。そこで器をより美しく引き立たせるように、縁の形やピンク色や絵付けでコントラストを出し、装飾を施した。

イッチンと絵の具に含まれている酸化クロムという成分が釉薬に含まれている酸化錫という成分と低温で反応することでこのような独特なピンク色を生み出している。
これらの配合を研究し、個々のコース料理に合った調合を選び抜いて、ピンク色の出具合や絵付けの色合いに差をつけている。

清水鈴音エレオノラ

担当教員より

南欧風の低下度で焼かれた陶器のように、柔らかい風合いのある器のシリーズである。イタリア料理を想定し2枚の皿の組み合わせでサービスプレート(敷皿)としての使い方もできる提案である。この不思議な釉色の滲みと紋様は、オリジナルな技法によるもので魅力的な表現につながっている。作者の制作の過程で、足し算と引き算を繰り返し、思考して到達した愛らしくも品のある作品である。

工芸工業デザイン学科教授 西川聡