criss cross ―廃止鉄道車両と車庫のドミトリー―criss cross —Abolition of railway vehicle and garage dormitory—模型|スチレンボード、バルサ、木、紙、ほかModel|Styrene board, balsa board, wood, paper, otherH130 × W1500 × D1270mm
廃止鉄道車両と車庫を再利用したドミトリー。 かつて忙しく人々を運んでいた車両は休息と出会いの場所へと変換される。 通勤電車では吸い込まれるように電車に乗り込み、ロボットのように職場に運ばれる毎日。働く人や電車は休むことを知らない。また車内では見ず知らずの人間と無意識に一番密着している空間である。そこで廃止された車両の次の役目は、無意識の出会いを意識的な出会いに変えていき、働き続けた車両や人々にとって休息の場として生まれ変わることだ。 安福栞奈
作者は将来使用されなくなる可能性のある鉄道の操車場を想定し、人々が交流するための場としての宿泊施設を提案した。 組み換え可能な動線計画と空間のつながり、コンテナ車両を利用した仮設移動店舗のプログラムは電車という移動可能な空間の利点を最大限生かしている。電車の躯体をそのまま利用しながらもその記号性に頼ることなくActivityが生まれてくる場をデザインした点を高く評価した。 工芸工業デザイン学科教授 伊藤真一
作者より
廃止鉄道車両と車庫を再利用したドミトリー。
かつて忙しく人々を運んでいた車両は休息と出会いの場所へと変換される。
通勤電車では吸い込まれるように電車に乗り込み、ロボットのように職場に運ばれる毎日。働く人や電車は休むことを知らない。また車内では見ず知らずの人間と無意識に一番密着している空間である。そこで廃止された車両の次の役目は、無意識の出会いを意識的な出会いに変えていき、働き続けた車両や人々にとって休息の場として生まれ変わることだ。
安福栞奈
担当教員より
作者は将来使用されなくなる可能性のある鉄道の操車場を想定し、人々が交流するための場としての宿泊施設を提案した。
組み換え可能な動線計画と空間のつながり、コンテナ車両を利用した仮設移動店舗のプログラムは電車という移動可能な空間の利点を最大限生かしている。電車の躯体をそのまま利用しながらもその記号性に頼ることなくActivityが生まれてくる場をデザインした点を高く評価した。
工芸工業デザイン学科教授 伊藤真一