GIMMICK BOOKS本|紙、布Book|Paper, clothH200 × W200 × D50mm × 4点
つまむ、めくる、引っ張るなどといった指先のほんの少しの動きは、紙の形状、時には紙の持つ意味合いまで変えてしまう。その面白さを表現することのできる媒体として仕掛け絵本を選び、「色の錯視」「形の錯視」「動き」「ストーリー」をそれぞれ主軸とした4冊の本を制作した。特に錯視の絵本では今まで「見る」ことでしか確認することのできなかった錯視を、仕掛け絵本の特徴である「触る」ことでより体感できるよう試みた。 鈴木華実
鈴木さんは仕掛け絵本を作った。仕掛け絵本は作るのが大変である。毎週試作をしてきて、私やゼミのみんなの感想や評価を受け、次の週までにそれを取り込んで、の繰り返しだった。と書くととても苦しそうに聞こえるが、本人は楽しみながら作ると決めていたようだし、(悩み苦しみながらも)実際に楽しそうに作っていた。 作品にはその楽しさが滲み溢れている。仕掛け絵本といえば、見せ方やしくみの「驚き」がその評価の対象となりがちであるが、この作品にはそれと同じレベルでの「親しみ」がありその二つが見事に融合している。ページをめくるたびに驚くと同時にほっこりしてニヤッとしてしまう。 視覚伝達デザイン学科教授 古堅真彦
作者より
つまむ、めくる、引っ張るなどといった指先のほんの少しの動きは、紙の形状、時には紙の持つ意味合いまで変えてしまう。その面白さを表現することのできる媒体として仕掛け絵本を選び、「色の錯視」「形の錯視」「動き」「ストーリー」をそれぞれ主軸とした4冊の本を制作した。特に錯視の絵本では今まで「見る」ことでしか確認することのできなかった錯視を、仕掛け絵本の特徴である「触る」ことでより体感できるよう試みた。
鈴木華実
担当教員より
鈴木さんは仕掛け絵本を作った。仕掛け絵本は作るのが大変である。毎週試作をしてきて、私やゼミのみんなの感想や評価を受け、次の週までにそれを取り込んで、の繰り返しだった。と書くととても苦しそうに聞こえるが、本人は楽しみながら作ると決めていたようだし、(悩み苦しみながらも)実際に楽しそうに作っていた。
作品にはその楽しさが滲み溢れている。仕掛け絵本といえば、見せ方やしくみの「驚き」がその評価の対象となりがちであるが、この作品にはそれと同じレベルでの「親しみ」がありその二つが見事に融合している。ページをめくるたびに驚くと同時にほっこりしてニヤッとしてしまう。
視覚伝達デザイン学科教授 古堅真彦