山本万純

Yamamoto Masumi

山本版 東京判じもの
Yamamoto edition Tokyo Rebus

本、パネル、カード|紙、蛇腹製本
Book, panel, card|Paper, bellows fold
H105 × W148mm、H1030 × W2184mm、H55×W91mm

作者より

江戸後期、庶民の間で流行した判じ絵とは、絵で解くなぞなぞのことである。駄洒落と言ってしまえば簡単だが、昔から和歌など言葉の響きを大切にしてきた日本だからこそ生まれた一つの文化であり、娯楽である。その判じ絵の技法にならい『東京判じもの』というオリジナルの現代版判じ絵を300種ほど作ってみた。江戸の判じ絵と現代の判じ絵、あなたにはいくつ解けるだろうか。

山本万純

担当教員より

「江戸判じ絵」という、先行研究の多い謂わば手垢のついたテーマでありながら、この作品はこれまでの先行例ではみられない、意味生成の構造を解き明かす試みを行った。同時に山本さんは「江戸判じ絵」の分析を通して、東京をテーマに350を超える「東京判じ絵」を描き出した。判じ絵をモチーフに、視覚伝達における視覚言語の造形操作の原理を見つけ出し、その原理を用いて自らの表現形式を獲得した興味深い作品である。

視覚伝達デザイン学科教授 新島実