塩月彩矢

SHIOTSUKI Aya

等身大
life-size

インスタレーション|鉄、MDF|溶接
Installation art | Iron, MDF | Welding
立体|H13500 × W5000 × D5000mm

作者より

私はこの1年間「構造」について研究してきた。
職人の手作業で作られ築60年以上経ってもまっすぐ構える姿は私の理想像であり、雲の上のような存在。
10号館吹き抜けの2Fの縁を雲として捉え、いつかは私も立派に成長しこの雲を突き抜けたいという思いを込めた作品。
この作品は私がこれから表現者として、デザイナーとして生きていく上でのスタートライン。
決意という意味を持つ白をテーマカラーに制作した。

塩月彩矢

担当教員より

トラス構造を1年間のテーマとして課題に取り組んでいる。その集大成として卒業制作では東京タワーを制作することに拘り続けた。設置場所とサイズを決めるが、果たして本当に作り上げることができるのか。いくつもの難所があり、何度も失敗し立ち戻る。制作はほぼ自身で一つ一つパーツを繋ぎ、仲間たちにサポートしてもらい一つの塊に組み上げた。それぞれの作品制作を学生同士が支え合う。同じ目標に向かって励まし合う。その姿がこの作品に刻まれている。

空間演出デザイン学科教授 五十嵐久枝