飛塚瑶子

TOBITSUKA Yoko

ここに風景がある
There is a landscape here

インスタレーション|糸、鏡
Installation art | Thread, mirror
サイズ可変

作者より

窓から外を見なくても、
写真に収めなくても、
そこに風景はあった。

「見る」ことをすれば、風景はどこにでも立ち上がった。

見ていなかった空間に気づく。
もう一度世界を見る。

ここに風景がある。

飛塚瑶子

担当教員より

黙々と作品に向き合う飛塚瑶子は、いつもなにかに夢中だ。そんな飛塚が一本の「糸」に夢中になった。なんども何度も糸と戯れ糸に向い合った結果、いつの間にか大きな水たまりができた。
この場に佇むと、なにか心が動く。居ればいるほど気がつくことが積み重なる。その気づきは、飛塚がこの場に向かい合い、この場を知り尽くした証なのだ。

空間演出デザイン学科教授 小泉誠