坪内あかり

Tsubouchi Akari

Prosody

インスタレーション|針、ほか
Installation art | Marking pin, other
可変
H477mm × W1224mm × D1224mm
H792mm × W1200mm × D1300mm
H877mm × W1200mm × D1200mm

作者より

間隔や余白を整えていく行為は
私にとってとても心地よいことである

これらはあなたにとって「奇妙」か
それとも「美しい」か

Prosody:日本語で「韻律」
音の強弱・長短・高低・また一定の配列の仕方によって作り出されるリズムを意味する

坪内あかり

担当教員より

人を惹きつけるものは、正しいものだけではない。この作品には美しさ以外に併せ持つ緊張感のような特性が潜在する。モノクロ映画的でありシンプルさもあって様々な想像を沸かせる。針の影が人影の様にも見えるのは照明計画によるからだけではない。作者本人は「『奇妙』か」と問いているが、本能をわし摑みされたかのように無言で見入る人もいて、より多くの人の反応も気になる。線の間隔と光がもたらす表現の豊かさと緊張感の共存である。

空間演出デザイン学科教授 五十嵐久枝