長谷川知栄

HASEGAWA Tomoyoshi

出産・子育てを基軸にしたコンビビアルな仕組みの研究
—母親と地元の助産師による共親化の展望

スチレンボード、紙、アクリル板、ほか
論文|277ページ(163,135字)
模型|H910 × W610 × D340mm
動画|2分8秒
冊子|各H210 × W297mm(2点)

作者より

心豊かに子どもを産み育てられる環境を実現し、持続可能な地元づくりを目指す作品。産み育ては人類の存続の要である。そのタイミングでの親の孤立は深刻な問題であり、しかし、日本では子どもを産み育てやすいという実感を持ちにくい。本作品では、時代の流れにおいて置き去りにされかねない助産師の価値を発掘し、出産・子育てを基軸にしたコンビビアルな仕組みをモデル化し、新たな概念「共親化」、「共親円」及び「Co-シン屋」を模型やCG等にて提案している。

長谷川知栄

担当教員より

持続可能な地元づくりを目指し、出産・子育てを基軸としながら助産師に着目したコンビビアル(自律共働的)な仕組みについて論述。実態把握のための母親や助産師、支援者へのインタビュー調査分析は質量ともに秀逸、時代の流れにおいて置き去りにされかねない助産師の価値を発掘した。さらに有識者インタビュー等により課題を追及し新たな出産・子育てに関わる具体的な仕組みをモデル化、模型やCGを駆使した展示も評価された。

クリエイティブイノベーション学科教授 井口博美