ブラフマンの埋葬The Burial of Brahman木材、漆喰、壁紙、発砲スチロール、紙、ほかドラマセット|H2700 × W2700 × D3600mm模型|H100 × W800 × D550mm映像|36秒
小川洋子さんの小説「ブラフマンの埋葬」を題材としたドラマのセット。 主人公の僕は芸術家のための宿泊施設<創作者の家>で管理人をしている。僕はある朝出会った謎の生物をブラフマンと名付け一緒に暮らすことにした。 この小説はブラフマン以外の固有名詞が出てこないのが特徴だが、ドラマとして再構成するために舞台を1977年の北海道と決め、登場人物の名前も設定することで、より想像しやすく共感しやすい空間にした。 佐藤舞季
佐藤舞季君は、小川洋子氏による小説「ブラフマンの埋葬」の立体化と、その発想を展示する空間という2重の構造を持つ空間的作品を制作することを目論みました。小説(文字)を映像化・舞台化する場合、原作の世界観(虚か実)を損なわず、かつ独自の視点(実か虚)を用いて立体構成させる作業は、空間演出デザイナーとしての「やりがい」のひとつであります。空デは「虚と実」に取り組み学ぶ学科ですから、彼女の作品は、まさしく空デの「やりがい」を代表する作品であると言えます。 空間演出デザイン学科教授 池田ともゆき
作者より
小川洋子さんの小説「ブラフマンの埋葬」を題材としたドラマのセット。
主人公の僕は芸術家のための宿泊施設<創作者の家>で管理人をしている。僕はある朝出会った謎の生物をブラフマンと名付け一緒に暮らすことにした。
この小説はブラフマン以外の固有名詞が出てこないのが特徴だが、ドラマとして再構成するために舞台を1977年の北海道と決め、登場人物の名前も設定することで、より想像しやすく共感しやすい空間にした。
佐藤舞季
担当教員より
佐藤舞季君は、小川洋子氏による小説「ブラフマンの埋葬」の立体化と、その発想を展示する空間という2重の構造を持つ空間的作品を制作することを目論みました。小説(文字)を映像化・舞台化する場合、原作の世界観(虚か実)を損なわず、かつ独自の視点(実か虚)を用いて立体構成させる作業は、空間演出デザイナーとしての「やりがい」のひとつであります。空デは「虚と実」に取り組み学ぶ学科ですから、彼女の作品は、まさしく空デの「やりがい」を代表する作品であると言えます。
空間演出デザイン学科教授 池田ともゆき