子供心から覗く日常daily lives peeked from our childhoods本|紙各H200 × W200mm(14ページ 2点、16ページ、18ページ 2点、24ページ、32ページ)
何気ない日々の中にある幸せや、美しいと感じたり、心が揺さぶられたりする瞬間。それらの根源にあるものは、“子供の頃の繊細な心情の中にある日常”であると、私は思う。 そこで、些細なことにも喜びや楽しみを見つけていた、あの頃の視点や感情を形にすることに意味があると考えた。 これらの絵本は、私が小学校低学年の頃に、毎日休むことなく書き続けた日記から、エピソードを抽出し、ことばとイラストレーションで表現したものである。 大人に成長した私たちは、繊細で透き通った純粋な幼心から、成長、嫉妬心、審美眼までもを教わっているのかもしれない。 佐藤志織
作者は母親が残しておいてくれた自身の子供時代の膨大な日記を改めて読み返す中で、何気ない日常における繊細で透き通った純粋な幼心の成長、嫉妬心、美の感情など、今に繋がる普遍性を発見した。これまで、より少ない要素を用い、無駄を排したシンプルな視覚的表現を探求してきた作者は、繊細な線で描かれた表情、その構図と頁をめくることで喚起される心情の微妙な変化などを通して、この幼きものの心の世界を描き出した。そこにはとても上質で完成されたデザインがある。 視覚伝達デザイン学科教授 寺山祐策
作者より
何気ない日々の中にある幸せや、美しいと感じたり、心が揺さぶられたりする瞬間。それらの根源にあるものは、“子供の頃の繊細な心情の中にある日常”であると、私は思う。
そこで、些細なことにも喜びや楽しみを見つけていた、あの頃の視点や感情を形にすることに意味があると考えた。
これらの絵本は、私が小学校低学年の頃に、毎日休むことなく書き続けた日記から、エピソードを抽出し、ことばとイラストレーションで表現したものである。
大人に成長した私たちは、繊細で透き通った純粋な幼心から、成長、嫉妬心、審美眼までもを教わっているのかもしれない。
佐藤志織
担当教員より
作者は母親が残しておいてくれた自身の子供時代の膨大な日記を改めて読み返す中で、何気ない日常における繊細で透き通った純粋な幼心の成長、嫉妬心、美の感情など、今に繋がる普遍性を発見した。これまで、より少ない要素を用い、無駄を排したシンプルな視覚的表現を探求してきた作者は、繊細な線で描かれた表情、その構図と頁をめくることで喚起される心情の微妙な変化などを通して、この幼きものの心の世界を描き出した。そこにはとても上質で完成されたデザインがある。
視覚伝達デザイン学科教授 寺山祐策