園田瑞稀

SONODA Mizuki

reflection

ショー、パフォーマンス|PVC、布
公演時間|6分23秒

作者より

reflection: 反射、反映、内省
光が鏡に反射する様子と自分自身の内面を見つめることを比喩してリフレクションの概念が生まれた。内面を見つめ外側に映し出し捉え直すことで、新たな自分に出会う。

園田瑞稀

担当教員より

園田の作品はシルバーのビニールコードを編んだ衣服が主体になっています。通常クラフトに使われる材料の解釈を変換させ身体と親和性を持たせる事を可能にしています。それは現代のファッションが社会に対する一種の鎧という要素も含む事を感じたからだと推測できます。ファッションショーの会場はシルバーで覆われアンディーウォーホルのファクトリーを連想させます。ポップアートが大量消費社会への賛美と抵抗を意味する様に「リフレクション」というタイトルは現代における人間の内面と社会を反映させ、改めてその関係を考える機会を与えてくれます。

空間演出デザイン学科教授 津村耕佑