GL-“Particules et Vibrations”-03
GL-“Particules et Vibrations”-04
GL-“Particules et Vibrations”-05
GL-“Particules et Vibrations”-06
GL-“Particules et Vibrations”-07
BFK、雁皮紙、インク
H710 × W895mm
H710 × W895mm
H710 × W895mm
H880 × W725mm
H880 × W725mm
GL-“Particules et Vibrations”-03
GL-“Particules et Vibrations”-04
GL-“Particules et Vibrations”-05
GL-“Particules et Vibrations”-06
GL-“Particules et Vibrations”-07
BFK、雁皮紙、インク
H710 × W895mm
H710 × W895mm
H710 × W895mm
H880 × W725mm
H880 × W725mm
作者より
光の粒子性と石版の砂目の間に親和性を覚えたことをきっかけに、光と陰影のある光景を石版画で描いた。仮に光が振動しているならば、それは刷り重ねた版の間で起きるだろう。
私にとって石版画は研究意欲を無限に掻き立てるものであり、単なる表現手段には思えない。制作において自身の作家性を見つめるよりも、石版に想いを馳せること、常に石版のことを考えていることが私にとってのリアルだった。
私の愛があなたに伝わると嬉しい。
武塙祐哉
担当教員より
武塙の作品を貫く主軸は、「光と影」、そして画面に漂う「空気感」にある。では、その光の陰影をいかに石版画で表現するのか。武塙はリトグラフの技法書を丹念に読み解き、そこに記された知見を手がかりとしながら、古典絵画の技法であるグリザイユを応用した。こうして絵画的な明暗表現とリトグラフの特性とを結びつけ、独自の方法を確立している。五点の作品はいずれも、石版石に描画し、刷りのたびに石を研磨して描き足すという反復的工程の上に成り立っている。平均十七版に及ぶその過程のなかで、淡い白彩が繊細な階調を生み出し、儚く移ろう時間の気配を画面へと見事に定着させている。
油絵学科教授 元田久治