浦澤一成

Urasawa Issei

Sublimation

PLA樹脂、アクリル|3Dプリント、真空成形
PLA resin, acrylic | 3Dprint, vacuum forming
H330 × W1100 × D230mm

作者より

人類が自らの手で「何か」を達成する喜び̶便利なモノが溢れ、薄れていくこの感覚を未来にも残したいと思い生まれたのが「Sublimation」です。
今存在する乗り物と大きく違うのは、ドライバーのレベルに合わせ乗り物が徐々にアップデートしていくことです。他ユーザーとレベルの競い合いができるのもこの乗り物ならではの楽しみ方の一つです。
「Sublimation」は未来の安全技術を完備し、誰もがハイレベルなドライバーへと進化することができる新たなモーターサイクルです。

浦澤一成

担当教員より

既にAI制御で自律走行できるバイクがあるが、本作品はその次を示唆する提案である。
ライダーの挙動全てがモニタリングされ、乗り手の限界を超えない様に安全サイドにアシストされる。乗り続けるうちにライダーの技量も向上し挙動限界も高まり、それに伴い車両骨格が進化しアップグレードされる。高い技量を持つライダーの車両ほどビギナーには得られない姿であり憧れる。昨今の先進技術は自動化や省力化を可能とさせるが、それをあえてライダー自身の身体能力に直結させ、乗りこなす価値を織り込んだこの提案は人間的であり新たな可能性を示す秀逸な作品である。

工芸工業デザイン学科教授 稲田真一