時をかける少女 言葉とイメージThe girl who leapt through time Image and Monologue写真PhotoH1030 × W1456mm ×3点 H364 × W515mm ×16点本|紙Book | PaperH210 × W297mm ×3点映像Video | 22min 15sec22分15秒
1967年に筒井康隆氏に書かれた「時をかける少女」の内容を限られた言葉とイメージのみで伝える試みを一年間やってきました。その取り組みから、物語をイメージで伝える上で一番大切なのは感情であり、人は主人公に現れる感情の起伏によって一連のイメージに物語性を見い出すのだと考えます。 栗原優基
この小説はこれまで何度か実写映画やアニメなどの原作になっており、多くの世代の人々が親しんだものだ。それらと小説を比較した時に感じた若干の違和感、それ自体が栗原君のテーマとなった。彼はこれを「言葉とイメージの相互作用」の実験対象とし、あくまでも元テキストを変更せずに記述をダイヤグラム化し、その連続する状況を写真を媒体として視覚化する試みを行った。美術、ロケーション、演出、撮影は全て自身で行なっている。入学以前のスタイリストの経験が生かされた秀逸な美術と演出が特に素晴らしい。それらの素材を「全テキストとイメージ/イメージのみ/彼女の独白文とイメージ」でそれぞれ編集し書籍としてまとめている。 視覚伝達デザイン学科教授 寺山祐策
作者より
1967年に筒井康隆氏に書かれた「時をかける少女」の内容を限られた言葉とイメージのみで伝える試みを一年間やってきました。その取り組みから、物語をイメージで伝える上で一番大切なのは感情であり、人は主人公に現れる感情の起伏によって一連のイメージに物語性を見い出すのだと考えます。
栗原優基
担当教員より
この小説はこれまで何度か実写映画やアニメなどの原作になっており、多くの世代の人々が親しんだものだ。それらと小説を比較した時に感じた若干の違和感、それ自体が栗原君のテーマとなった。彼はこれを「言葉とイメージの相互作用」の実験対象とし、あくまでも元テキストを変更せずに記述をダイヤグラム化し、その連続する状況を写真を媒体として視覚化する試みを行った。美術、ロケーション、演出、撮影は全て自身で行なっている。入学以前のスタイリストの経験が生かされた秀逸な美術と演出が特に素晴らしい。それらの素材を「全テキストとイメージ/イメージのみ/彼女の独白文とイメージ」でそれぞれ編集し書籍としてまとめている。
視覚伝達デザイン学科教授 寺山祐策