MIRAGEインスタレーション|ガラス 、木材|酸素バーナー、フュージング作品|H2700 × W1500 × D1500mmパネル|各H900 × W600mm ×2点
この作品は詩人の茨木のり子さんの「さくら」という詩からインスピレーションを受け、さくらのわずかな生を人間の死生観に重ねた詩が美しいと感じ、さくらの花びらが舞う軌跡を表現しました。 祖父と河川敷に咲くさくらを見た遠い記憶、両親とさくらが満開な公園へ毎年連れていってもらい遊んだ記憶、一人暮らしをして初めて見たさくら、どれも美しく、儚さ・寂しさ・春の柔らかい風が吹いてわくわくするような感情と一緒にそばにいてくれた人の存在も思い出すことに気付かされたことから造形に至りました。 阿井智子
桜の花びらが宙を舞う、その時間を切り取り、そこから紡ぎ出される記憶や詩的なイメージを、舞い散る桜の花びらの軌跡で表現した作品。 作品化するにあたっては、ガラス素材を用い、空間的な配置によって表すことを試みる。光を透過し、屈折し、わずかに光輝く小さなガラス片が作る奇跡は、桜の散り際に精神性を感じ取るものにとっては、潔さや清らかさを想起させる。そのような感性を共有できる場を空間的な設えとして創出したことを評価した。 通信教育課程 工芸工業デザイン学科教授 牧野良三
作者より
この作品は詩人の茨木のり子さんの「さくら」という詩からインスピレーションを受け、さくらのわずかな生を人間の死生観に重ねた詩が美しいと感じ、さくらの花びらが舞う軌跡を表現しました。
祖父と河川敷に咲くさくらを見た遠い記憶、両親とさくらが満開な公園へ毎年連れていってもらい遊んだ記憶、一人暮らしをして初めて見たさくら、どれも美しく、儚さ・寂しさ・春の柔らかい風が吹いてわくわくするような感情と一緒にそばにいてくれた人の存在も思い出すことに気付かされたことから造形に至りました。
阿井智子
担当教員より
桜の花びらが宙を舞う、その時間を切り取り、そこから紡ぎ出される記憶や詩的なイメージを、舞い散る桜の花びらの軌跡で表現した作品。
作品化するにあたっては、ガラス素材を用い、空間的な配置によって表すことを試みる。光を透過し、屈折し、わずかに光輝く小さなガラス片が作る奇跡は、桜の散り際に精神性を感じ取るものにとっては、潔さや清らかさを想起させる。そのような感性を共有できる場を空間的な設えとして創出したことを評価した。
通信教育課程 工芸工業デザイン学科教授 牧野良三