白朽Hakukyuスギ、金属Japanese cedar, metalH1970 × W400 × D400mm ×3点
朽ちて白くなり、柔らかいところが抜け落ちた木目を人の手で表現。 「自然からなる不均一な透き間」「木目の角度」などによって、表層から内面がちらちら見え隠れするような表情を目指した。 木には珍しい「フワフワ」とした質感や、「不確定な要素」にわたし自身も新鮮さを感じながら、いつも見慣れた「木」とは違う、けれども「木」ならではの作品に。 竹内侑良
この作品は、杉板材の表面をサンドブラストで木目を浮き出させ、フラワースタンドを制作した。高評価のポイントはサンドブラストを当て続けて柔らかい部分を貫通させ、その隙間から内部が覗ける所にある。すなわち本来穴を開けたり透彫をするには刃物を使うが砂礫による風化にも見える表現方法に辿り着いたことは大いに価値がある。今後さらに素材研究を深めれば杉の間伐材利用に期待できる。 工芸工業デザイン学科教授 十時啓悦
作者より
朽ちて白くなり、柔らかいところが抜け落ちた木目を人の手で表現。
「自然からなる不均一な透き間」「木目の角度」などによって、表層から内面がちらちら見え隠れするような表情を目指した。
木には珍しい「フワフワ」とした質感や、「不確定な要素」にわたし自身も新鮮さを感じながら、いつも見慣れた「木」とは違う、けれども「木」ならではの作品に。
竹内侑良
担当教員より
この作品は、杉板材の表面をサンドブラストで木目を浮き出させ、フラワースタンドを制作した。高評価のポイントはサンドブラストを当て続けて柔らかい部分を貫通させ、その隙間から内部が覗ける所にある。すなわち本来穴を開けたり透彫をするには刃物を使うが砂礫による風化にも見える表現方法に辿り着いたことは大いに価値がある。今後さらに素材研究を深めれば杉の間伐材利用に期待できる。
工芸工業デザイン学科教授 十時啓悦